子どもを「待つ」ということ(その2)
マイペースな子を持つママとお話していて、子どもを「待つ」ということ についてまたいろいろと考えました。
こちらの記事に詳しいですが、こどものタイプによって、切り替えが早いタイプ、遅いタイプがいるし、過敏なところを持っていて、その場や雰囲気に慣れるのに時間がかかるタイプもありますね。
うちの子どもたちはどちらかというと過敏さを持っていて慣れるのに時間がかかることはあるけど、タイプとしては直感系というか、どちらかというと反応は遅くはないです。逆にじっくりひとつのことに取り組む能力は弱めかなとおもうことはありますが。
こどものタイプがそれぞれあるという前提にたてば、うちの子に試したことが、よその子に対して有効かどうかわからないので、「こうしたらうまくいったわよ、あなたもそうしたら」みたいなことはとてもいえないと思うのです。
なんとなく、先日お話した家の子は感覚タイプかな?とは思います。あまりまわりの雑音にまどわされずにやりたいことをやるタイプに見えるので。わたしとしてはしっかり自分を持っていてすばらしいなっておもいます。そこのママも悩みながら結構つきあってあげていてすてきなんです。
こどものタイプにかかわらず応用できるコツってなにかと考えてみると、やっぱり子育てで大事なのって、その子をよく見ることのような気がします。どうしてそういう行動をとっているのか、観察して原因をよく考える、ということですね。
それと同時に、たとえば時間をかけたい子なのだったらそれをできるだけ尊重してあげる。なかなか新しい場所や人になれないのだったら、そこを尊重してあげる。
そして尊重してはげましてあげながら、よくその子を見て無理のない程度に調整しながら、少しずつ前に進むことを応援してあげる。そこをまったくあきらめてしまってなにもしないのは親としても現実的に生活がまわっていかなかったり、社会的に難しかったりするとおもうので。
そこのあたりが親の「待つ」力が試される場面だとおもうのですが。
親として不安になったり、迷ったりするのはもちろん全員そうだと思うのですが、そこでぐっと踏ん張ってなにも起きてないように見える時間を少し「待つ」ことができると、先々につながる「芽」がでてきてくれるかもしれません。
そんな風にしたら、その子がどんなタイプでいろんな気質を持っているとしても、こどもも親も少しずつ前に進んでいけるのかなとおもいました。
親として、毎日こどもと暮らしていて困ったなというできごとはたくさん起きますが、短所と長所は裏返し、ということを頭の隅において、日々うまくいったりいかなかったりしながら試みを繰り返してこどもの個性を伸ばしていけたらいいのかなと考えています。