「片付けなくちゃ」の謎
片付けが苦手、と書きましたが、その後コラムニストのももせいづみさんの秀逸な記事を発見したのでお知らせします。
わたしや世の中の大勢の人の心の中にある「片付けなくちゃ」という気持ちの正体について、鋭く分析されています!
生活が豊かになった現代の家にはいつのまにか大量のものが存在しています。一方片付け、というのは非常に高度な脳の作業だそうです。
できなくて当たり前のことを、「やらなくちゃ」といつも思い続ける「片付け症候群」に、あなたはかかってしまっていませんか?
なるほど! とおもいました。
そして冷静に実害があるのかないのか分析し、あるなら対策をたてる。また、それでも片付けたい場合には具体的にどうしたらいいのかも書いてあります。いっぺんに全部やらなくちゃ、ではなく小さいスペースをひとつ決めてそこだけ片付けよう、と決めるのが有効だそうです。
また、不要な罪悪感をもってしまっている場合は気持ちの切り替えが有効ですね。
自分は片付けたいのに、家族が散らかすのでちっとも片付かないというストレスを抱えている人は、こんな風に考えてみましょう。
家族がいるからこそ、散らかるのだ と。
愛する人、生活を共にする人がいなければ、あなたの家はすっきり片付いたままです。でも、果たしてそれがあなたにとって幸せなんでしょうか?
散らかっていても幸せ、散らかっているから幸せ、そんな風に気持ちを切り替えるのもありですね。
最近の片付け本のブームは、ものをたくさん持つ現代人、そしてその一方できれいにしなくちゃ、と漠然と自分にいいきかせることから起っていたのですね。原因がわかると対処の仕方もクリアになるし、自分を重くする罪悪感で身動きがとれなくなることもなくなって前向きに行動を起こせそうです。