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読書をしながら、子育てしながら、人間の内面についていろいろ考えたりする毎日

「おおきなおおきなおいも」

おおきなおおきなおいも―鶴巻幼稚園・市村久子の教育実践による (福音館創作童話シリーズ)

おおきなおおきなおいも―鶴巻幼稚園・市村久子の教育実践による (福音館創作童話シリーズ)

 

 

有名なお話なのに、初めて読みました。とってもよかったです。

 

秋といえば芋掘り遠足。でもこの本にでてくる「おおきなおいも」は畑で掘ったおいもではないのです。待ちに待った芋掘り遠足の日は雨。来週に延期になった遠足を待ちきれないこどもたちに、先生はいいます。

 

だいじょうぶ。だいじょうぶ。おいもはね 1つねたらむくっとおおきくなって 2つねたらむくっむくっとおおきくなって(中略)7つねるといっぱいおおきくなってまっててくれるよ

 

そしてじゃあこんなにおおきいかな?といいあった後、こどもたちはおおきなおいもの絵を描きはじめ、そこからこの「おおきなおいも」でなにしよう?とどんどんお話がふくらんでいくのです。

 

こどもが描いたみたいなシンプルなタッチの挿絵は有名な絵本をいくつもてがけている赤羽末吉さんによるものです。

 

鶴巻幼稚園・市村久子の教育実践による、と副題がついていますから、実際にこの方がこんなふうに対応されたのですね。そしてこどもたちが自分たちで想像を膨らませたのですね。大人とこどもの素敵な関係。いいなあと思います。

 

大きめの絵本や紙芝居があると幼児にも読みやすいのですが、ないみたいですね。判型が小さめなところが残念。でも内容的には3才くらいから小学生低学年くらいまで楽しめるものですし、読み聞かせに慣れているこどもなら喜んで聞いてくれるとおもいます。