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読書をしながら、子育てしながら、人間の内面についていろいろ考えたりする毎日

学校へ行かないでうちで勉強する、という選択

こどもの勉強 子育て 大人の本

先日平日の昼間図書館で調べ物をしていたのですが、児童書コーナーで本を読んだり机に向かって過ごしているこどもを数人みかけました。どうみても小学校高学年という感じです。「あっもしかして学校行ってないのかな」と思い注意深く見ていたのですが、どの子も知的な感じで本を読むのが好きらしく(図書館にいるくらいですしね)いろいろな本を読んだりなにか書いたりして、ただだらだらというのではなく、生産的に過ごしているようでした。

話しかけたりしてないのでどんな事情でその日図書館で過ごしていたのか不明ですが、とてもいい感じの子たちだな、とおもいました。

 

うちは、こどもが繊細なタイプで、特に小さい頃はお友達付き合い、たくさんの人がいる中で機嫌が悪くなるなど、難しい局面がたくさんありました。

 

なので、小学校入学にあたり一番不安だったのは、「学校に行きたがらなくなるんじゃないか」ということでした。いわゆる行き渋り、不登校ですね。

 

はっきりいって、わたし自身「学校」というところは好きじゃなかったので余計そう思いました。またそういう主観を除いても、大人数で過ごす環境で時間を守り、集団行動をとるなんて、過敏なタイプの子には苦痛に感じても仕方ないだろう、という気持ちもありました。

 

実際に行き渋りの子のケースを見聞きすることもありますが、はっきりいってその子を責める気になんてとてもなれず、どっちかというとわたしの気持ちは「そりゃ行きたくなくても仕方ないよねえ」という感じなのです。

 

ただ、いまの日本で学校に行かないで暮らしている子って少ないし、どんなふうに過ごしているのかわからないし、ちゃんと育つのかしら?っていう不安も正直あります。

 

フリースクールだっていろいろあるから、通えるところにある学校が子どもに合っているかどうかは行ってみないとわからないですよね。

 

そんなわたしの不登校に対しての不安を一気に払拭してくれたのがこの本です。

学校に通わず12歳までに6人が大学に入ったハーディング家の子育て

学校に通わず12歳までに6人が大学に入ったハーディング家の子育て

 

 

ホームスクーリングといって学校に行かず自宅での学習をさせることを選んだ両親の子育て記録です。

 

とにかく写真を見ればわかるように子沢山で、これなら家で勉強していても寂しくない! 社会性が身につかないということもない! そして、自分の好きな教科から、好きな順番で好きなペースで勉強できる、というのはある意味理想的で、勉強の面でいっても学びやすそうです。家がちいさな学校のようになっていて、兄弟から刺激を受けて勉強意欲もわきます。みんなで動物園にいったり、このお母さんもなかなか教え方のセンスがある方なのかもしれません。

 

とにかく楽しそうに学習し、そして大学に進むだけの学力も身につけていく様子が、「ああ、学校にいかなくてもこういう学習のやり方もあるんだな」と思えて、心の不安が少し軽くなりました。いまでも心の片隅に「いざとなったらこういうやり方がある」と思っている自分がいます。

 

まあ、実際日本でホームスクーリングするには子供が少ないので例えば社会性を身につけるにはどうしたらよいか、とか、親も教えるのが得意な人ばかりとは限らないし、進め方によっては学力も身につかないかも、とかあるので「だから学校に行かなくていいよ」ということではないとおもいます。また、こういうのを言い訳にして子供を学校に行かせない親が増えたりしても問題なので難しいですね。

 

また、このハーディング家の人たちにしたってあまり子供が多いので学費が賄えずこうしている、という一面もあるし、宗教的な考えでホームスクーリングを選んだという事情もあるのです。また、こどもたちは飛び級で普通より下の学年で大学に通っていますが、他の学生とうまくコミュニケーションとれるのかな? とらなくていいのかな?とも思います。

 

だけど、こどもが学校に行きたいのに行けない、学校に行かなければちゃんとした大人になれないの? と追い詰められた気持ちになって悩んでいる親がいたら、こんな本を読んで少し明るい気分になってほしいな、とおもいます。

 

道はひとつではなく、いろいろなやり方があるはずです。