家庭でする拡充学習のかたち
拡充学習の勉強もなかなか進まず、新しい記事が書けないでいます。そんなこんなしているうちに、虹色教室で拡充学習についての記事がアップされていましたので紹介させていただきます。
<拡充の三つ組モデル>
タイプ1 一般的探索の活動
全生徒が対象。一般的探索の活動からなり、普通カリキュラムではあまり取り上げられないような、新しくておもしろいトピックや考え方、学問分野に子どもが触れられるように計画されている。
その活動は、さまざまな種類やレベルの継続学習への「招待」だと子どもが自覚している。
多様な種類の継続学習のために、種々の機会や物的資料、奨励がある。
タイプ2 集団訓練の活動
広範囲の「処理技能」を発達させるように計画されている。①認知的訓練(分析、組織化、批判的思考、創造性)
②感情的訓練(内省的、対人的、人生の危機への対処)
③学習の仕方の学習(聴く、認識する、ノートをとる、要約する、面談・調査する、データーを分析する、まとめる)
④研究と参照の技法
文章や口頭、視覚的手段による発表技法。
タイプ3 個人、小集団による現実の問題の探求
子ども個人や小集団の興味にもとづく必要がある。
子どもは自分が探求しようとする現実の問題を「抱え」なければならない。
発表相手に糸した結果をもたらすような、本物の成果を発展させる。
種々の学習スキルを自分で使えるように向上させる。
課題への傾倒、自信、達成感、人とのやりとりなどの感情面のスキルを発達させる。
具体的にはこんな風に発展させるわけですね。また、記事では虹色教室でいままで行われた活動も紹介してあり、とても参考になります。(形の発見、回転への興味などなど)
この記事を拝見して思うのは、わが家では探索的活動までは時々できているのですが、それが継続的にひとつの興味を追うところまでいかなかったりするのかなと。虹色教室で行われている活動で、ひとつの興味を継続的に追って活動している様子をみると、なるほどとおもいます。
ひとつのテーマをこうして掘り下げたら、その後制作や調べたことをまとめて発表するなり、なにかしらアウトプットのかたちにまとめて、社会と関わるような活動(コンテストに応募するとか、現場の人に評価してもらうとか)につなげていくと、レンズーリのいう拡充学習のかたちにばっちりとあてはまるのですが、たぶん、そのばっちりしたかたちを毎回目指さなくても、そのフィニッシュまでのかたちをイメージしておくだけでもいいのかなとおもったりします。
コメントでいただいた意見にもあったのですが、普段のとっかかりとしてはできるだけシンプルな活動から入る方が、入りやすいですし、親も取り組みやすいですね。
親としてはシンプルな活動のアイディアを提供していく。ただ、それが継続的な興味、テーマにつながっていくかどうか、という視点を持ってこどもの反応を見ていくといいのかなと。
なので、探索の種になるような「シンプルな活動のアイディア」、それがどんなテーマにつながっていくかという意味で「どんなテーマがあるのか」ということを、リストで共有できたらいいかなとふと思いつきました。
それを見ながら親がこどもに提示して、反応を見ながら一緒に活動していくといいのかもしれません。
ひとつのテーマに継続して取り組んだ後は、かたちにまとめたり専門家に見せたりする機会も、もしできたら持ったらいいですね。
虹色教室の記事やワーキングマザーさんのコメントのおかげでこんなことを考えてみました。みなさんの感想やアイディアお待ちしています。