「本当の「才能」見つけて育てよう」
レンズーリの著作本は絶版のようなのですが、翻訳者の方が出しているこちらの本に拡充学習のことが出ています。概要をつかむには十分ですし、日本語も読みやすいです。
タイトルは「?」ですが、中身は多様な才能をどうみつけて育てるかについてかかれたまじめな本です。
また、レンズーリ以外の才能教育に関する理論も紹介してあるので参考になります。
子どもがいろんなことを学んでいく際の個性、つまり得意なところと苦手なところをうまく見つけて、学ぶ力を最適に伸ばすという問題について考えます。親の思い込みで子どもを枠にはめてしまうのではなく、子どもの本当の才能を見つけて、尊重して育みましょうというのが願いです。とくに発達障害をもつ子どもたちについても、「いいところ」を見つけて、伸ばして生かそうという発想で、子どもたちに合った学習環境を、家庭や学校で整えていただければ幸いです。(「まえがき」)より
ただ、レンズーリの本はなにがどう、というのは難しいですが、レンズーリの情熱、というか熱い思いというかそういうのが伝わってきてなんだかすごく刺激されるところがあります。
それに比べるとこちらの本は、わかりやすくまとまっているのはいいのですが、それでわかった気になっちゃっていいのかな?ともおもったりして。
「なんだかわからないけど、こどもと一緒に楽しく成長していきたい!」という気持ちを大切にして活動していけたらなとおもいます。
わからないままでいる、枠からはみ出る、無駄や脱線を楽しむ、そんな時間を親子で楽しめたらいいですね。