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読書をしながら、子育てしながら、人間の内面についていろいろ考えたりする毎日

全才能ポートフォリオの紹介

レンズーリの拡充学習

レンズーリの本から全才能ポートフォリオの紹介です。

 

個性と才能をみつける総合学習モデル

個性と才能をみつける総合学習モデル

 

 

レンズーリは本でこのように説明しています。

 

もしこれまで正当に評価されなかったこどもを「あらゆる」才能を伸ばすプランにもっと多く入れようと本当に努力するなら、潜在的な才能の認定を広げたこの方法は、必要不可欠なものだ。

 

私たちの「認定」の方法は、ただ子供にラベルづけをするのではなくて、高いレベルの学習機会が必要だと強く感じるような行動に目標を向けることへと拡大した。

 

TTP(全才能ポートフォリオ)は、子供の能力、興味、学習・表現スタイルの好みについての情報を体系的に集め、記録するための手段である。

 

家庭で拡充学習する時にも、意識してこういうことにアンテナを立てることは大切ですね。なにかシンプルなフォーマットでもいいから、書き留めて、後でまとめて振り返ったり、今後の方向性を考えるのに使えたらいいかもしれないとおもいます。

 

 教師が集めたデータや、教師、保護者、子供が協同で行った意思決定と「推奨」はTTPに記録される。TTPは、つぎのような意図的に順番に並べられた五つのセクションから成る。それによって教師は、それぞれの子供の情報収集からプログラム計画へ移ることができる(それぞれに記入できる用紙がある)

 

(1)最初のセクションは「現状情報」に関係している。すなわち、その子どもについて教師がすでに知っている最良のものであり、学業的長所や興味、学習・表現スタイルの好み(表1の項目)が含まれる。

(2)「活動情報」のセクション(活動情報メッセージという用紙)には、ある子供についてわかった新しい情報を記録するスペースがある。たとえば新しいテーマについて高まった動機など(気づいた課題への傾倒や創造性、さらに学習を展開させるアイディアを記入する)

(3)「子供の目標と課外活動」では、子供の才能プロフィルを保管させるような情報(教師が保護者と相談して挑戦できる「目標」と、レッスンなど郊外の活動も含む「課外活動」が記入される。)

(4)「活動記録」には、子供が参加する「高水準の学習選択」を記録するスペースがある(拡充クラスター、カリキュラム短縮、および特別指導の連続体の活動の(3章で述べる3つのタイプの活動ごとに)記録をときおり加えていく)

(5)最後のセクション、「推奨」では来学年の拡充と早修の計画を能力・興味・学習スタイルの変化に留意しながら、文章で記録する。

 

 

 こちらに表1から項目を抜粋したものをのせました。

例えばこどもの興味、能力、学ぶ時のさまざまなスタイルの好みに合わせて、といった時具体的にどんなことを想定しているか、ということがこのリストを見るとわかり、大変興味深いです。

 

能力と興味をわけて記録しているのはいいですね。

また学習スタイルの好みにもさまざまなタイプがあり得るのだなと、これを見て実感します。一律の学校教育に合う人もいれば合わない人もいるわけですね。

 

見習いスタイルで学ぶのが一番合っている、という人だっているという当たり前のことに感心しました。

 

もちろんこのリストでカバーしきれてない項目もあるでしょうが、だいぶアイディアがつかめるし、自分でする時は新しい項目を追加してもいいとおもいます。

 

 

表1より項目の抜粋

 

能力 最高の遂行・表現の指標

 

テスト (標準化された/教師作成の)

学科成績

教師による評定

成果の評価(文書発表/口頭発表/視覚(映画・映像)音楽演奏・作曲/制作(課題と自主的成果のちがいに注意)

学習活動参加の水準

他人との相互作業の程度

 

興味 興味の分野

美術

工芸

文学

歴史

数学・論理

物理

生命科学

政治・法律

スポーツ

販売・経営

演劇・ダンス

音楽演奏

作曲

写真

映画・ビデオ

コンピュータ

その他(記入)

 

スタイルの好み 授業スタイル

 

暗記・ドリル

友達同士の教え合い

講義

講義と討論

指定された独立学習

指定されない独立学習

学習・興味センター(コーナー)

模擬・役割演技・演劇・指導による空想

学習ゲーム

模倣的レポートやプロジェクト

探求的レポートやプロジェクト

実習

見習い

 

スタイルの好み 学習環境

 

対人的/内省的(自己志向/友達志向/大人志向/混合)

物理的(音/熱/光/デザイン/可動性/時刻/食物摂取/座席)

 

スタイルの好み 思考スタイル

 

分析的(勉強ができる)

創造的(創造・発明的)

実際的(日常知恵が働く)

 

立案型(新しいことを考える)

順守型(決まった手順に従う)

評価型(批判的に考える)

 

スタイルの好み 表現スタイル

 

文書発表

口頭発表

工作

討論

展示

演劇

美術

図示

販売

奉仕活動