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読書をしながら、子育てしながら、人間の内面についていろいろ考えたりする毎日

「ペニーの日記 読んじゃだめ」

ペニーの日記 読んじゃだめ (チア・ブックス)

ペニーの日記 読んじゃだめ (チア・ブックス)

 

また素敵な本に出会いました。

 

わたしの親がうちの子のために童話館の配本サービスを頼んでくれていて、毎月本が届くのですが、最近来た本です。低学年〜中学年向けですね。

 

童話館の配本サービス、なかなかいいです。よくお医者さんなんかで童話館の絵本見ることあります。知る人ぞ知るって感じなのでしょうか。

 

配本コースのご案内 | こどもの本の童話館グループ

 

思いのこもった冊子が同封されていて、その考え方には同感できるところもあるし、わたしは違うなと思うところもあるのですが、とにかく志を持って運営されていることは伝わってきます。

 

絵本はなにしろ童話館の人が年齢に合わせて選んで送ってくるので、それがわたしやこどもにヒットする時もあればそうでない時もあるわけですが、かなりの確率で名作!と思う本が届くのはすごいことだなとおもっています。

 

また、本屋さんで並ぶのは新刊だったり、売れる本だったりしますし、図書館ではたくさんの本の中でどれがいいのか選ぶのが大変だったりする中、「え?こんな名作があったの?」という発見をプレゼントしてくれるのは嬉しいことです。

 

ひとつの本との出会い方としてすばらしいです。

 

個人の方が家を開放して「◯◯文庫」として個人図書館のような活動することがあるそうですが、その雰囲気に近いものがあるかなとおもいます。

 

顔の見える誰かが「これはいいよ!」とおすすめしてくれる、ということですね。

 

絶版になった名作を童話館から再販していることも多いのか、童話館出版の本もかなり含まれています。

 

月2冊配本がスタンダードのようなのですが(確かにその方がヒットの確率は上がるでしょうね)、わたしは自分で買ったり選んだりも好きなので月1冊コースにしています。

 

それで「ペニーの日記読んじゃだめ」ですが、小学生のペニーという女の子の日記という体裁でお話が進んでいきます。ペニーは言葉遣いは悪いし、女の子らしい行動も服も嫌いだし、大多数の大人から嫌われそうなこどもですが、ペニーの言い分を聞いていくと、彼女なりの言い分があるのもわかるし、ただ自分に正直なだけなんだな、ということがわかってきます。

 

とにかく「見せかけだけのいい子」とか、「こどもとはこういうもの」というステレオタイプな大人の見方に対して反発を感じていることもわかってきます。

 

学校のイベントで老人ホームを慰問して歌のプレゼントをすることになっていたけど、こっそり舞台から抜け出して庭に出た時そこにいた、1人のおばあさんと出会います。

 

老人なんて大っ嫌いとおもっていたペニーだけど、1人の人間として話をしていくうちに次第に心が触れ合っていき...思いがけない方に話が展開していきます。心が温まる結末なのもほっとします。

 

ちょっと悪い言葉遣いをしてみたくなったり、大人なんて...といいたくなる小学校3、4年生が読んだらはまりそうです。