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読書をしながら、子育てしながら、お仕事しながら、人間の内面についていろいろ考えたりする毎日

小2キャンプデビュー計画

小2の子の夏キャンプ、以前からアルプス子ども会というところがよさそうだな、とおもってました。

 

アルプス子ども会公式サイト トップページ|仲間づくりを育む質の高い野外活動を!

 

キャンプに行かせるにあたって、もちろん自然の中で過ごしてほしいとか、なんでも自分でやってみる体験をしてほしいとかの思いも親としてあるわけですが、なによりどんな考えの人たちが運営しているか、それによってどんな場作りを目指しているかが気になります。

 

アルプス子ども会がめざすこと「一人の例外もなく支え、守り合う関係」

 

高い理念を持って運営されていることはこうした文章から伝わってきます。参加の際に知り合いや兄弟は組を分けて、それぞれが初めての状態から関係を築くこと、スタッフも参加するこどもも皆ニックネームで呼び合い、双方向のオープンな空気を作ること、活動内容をすべて話し合いで決める「山びこ村」コースをメインに設定していること、リーダーの育成にしっかり力を注いでいること、などがよいと思いました。

自分をまるごと受け入れられることが心地よい
他人と対等に触れ合うことが快い
意見の違いを乗り越えることが嬉しい

といった経験を重視した運営をこころがけています。

こういうこと、なかなか書けないですよね。

他にも

単にキャンプや子ども会行事に行くという「消極的参加」ではなく、子供達が心と心をぶつけられるような体験をめざして活動しています。

ともあります。

 

去年資料を取り寄せて、本人に見せたのですが、その時はまだ「時」ではなかったらしく、「行かない」との返事でした。

今年は、先日もしやとひらめいてサイトなど見せて「行ってみる?」と聞いたら「行く!行きたい!」とのことだったので、いまか!と急いでまた資料を取り寄せて、申し込みなどしています。

 

ただ、急に決めたので事前に親子イベントに参加などしていなくて、どんなところなのか直に感じるチャンスがいままでありませんでした。

本人も楽しみな反面「お友達できるかなあ」「リーダーは親切かなあ」と時々心配な気持ちも起こるよう。

 

先日偶然、子育てイベントにアルプス子ども会が参加すると聞き、また当日入っていた用事がキャンセルになり、親子で行ってきました。

 

会場の小学校の校庭に行ってみると、40分×3回の予定でリーダー達とこどもで身体を使った外遊びをしますよ、とのことでした。

ギターを演奏しながらリーダーたちが歌を歌うと、親子連れが「なんだろう?」と反応し好奇心いっぱいのこどもたちがどんどん集まってきます。

リーダーたちは全然押し付けがましくないのですが、エネルギーがすごい。こども相手の例えば幼稚園の先生たちもたしかにテンション高めではあるのですが、そういう表面的、職業的なことではないのですね。全力で楽しんでる感じといったらいいんでしょうか。

こどもたちがいない休憩中の時間もギター弾いたり、大声で盛り上がったり、みんなで鉄棒したり、とにかく楽しそう。中高生っぽい若いリーダーもいました。

その「本気」「本物」のエネルギーにこどもたちは惹きつけられるのでしょうね。TVゲームとか電子機器とか流行りのなんとかは必要ないようです。

歌の後は、走ったり身体を使ったりするゲームをたくさんしていました。しっぽとりとかじゃんけんリレーとかわたしにもわかるものもあれば、初めて目にするゲームもありました。

うちの子は目をキラキラさせてものすごく楽しんでました…。終わってからも気に入ったリーダーにくっついたり、お話したり。結局3回の遊びタイムにフル参加して、最後も名残惜しそうにもっと遊びたい…といいながら帰ってきました。3回全部遊んでた子は他にいなかったけど、みんな楽しそうで、初めて同士で盛り上がっていましたよ。

 

これだけやっとけばキャンプのウォーミングアップは十分ですよね。疲れたけど大きい収穫を得られました。

 

リーダーのひとりにわたしが「初めてのキャンプで少し心配だったので遊びに来たんですよ」とお話すると、「きょうの感じならばっちりですね!」といってくださったのですが、その時上の子が「ママは心配性だからさー。心配しすぎなんだよ!」と上から目線でいってきたので、それがおかしくも頼もしかったです。

たぶん、いろいろ心配があったけど、その日1日リーダー達と思いっきり遊んでその心配が払拭され、自分が心配だったことや不安だったことはすっかり忘れたんですね!それか、リーダーの手前かっこつけたかったのかな?

 

いやいや、いいんです。そのくらいで。「そうかー。ママの心配しすぎだったかー!まいったまいった!」と応じながらこの子の成長を心から嬉しく思いました。