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読書をしながら、子育てしながら、人間の内面についていろいろ考えたりする毎日

ある日の5歳

うちの下の子は、繊細さと大胆さを兼ね備えているタイプで、いろいろな場面で針がどちらに振れるかがまったく予測できません。

 

よく見ているつもりなのですが、「こうくるだろう」と思ってたかをくくっていると「やられたー」となるので気が抜けません。

 

先日はこんなことがありました。遊具で遊んでいて、わたしは離れたところから見ていました。すると他の子がきて「◯◯ちゃん、いま頭ぶつけたよ」と教えてくれたので、様子を見に行きました。後ろから見ていましたが、少し動きがゆっくりとしてがんばってるな、耐えてるな、という風でしたが、そのまま遊具で遊び続けていたので、「ほーこのくらいはだいじょうぶなのか!」と感心してそのまま声をかけずに戻りました。

 

その日の夜、本人が「きょうほんとはあたまがちょっといたいの」というので「そうだってね、聞いたよ。見に行ったけど、だいじょうぶそうだったから声かけなかったよ。強いね」と話しました。すると「うん、痛くて涙が出たけど、ごしごしってしてね、その後はもう泣かなかったよ。」とのことでした。

 

また別の日、歯医者に虫歯の治療に行きました。内心はらはらしながらも、ひとりで診察室に行かせ、待合室で待っていると...なんだか聞き覚えのある叫び声と泣き声が聞こえてきます。いつ呼ばれるかとひやひやしていると、ドアが開き、先生が「終わりましたよー」と教えてくれました。本人は怒ったような顔で出てきましたが、もう泣いてはいませんでした。

 

「えらかったね!がんばったね!抱っこする?」と声をかけましたが、ひとりでパズルをしていました。その後絵本を読んであげましたが、その場では抱きついたりして甘えることはありませんでした。

 

こどもがひとり、育つということは本当にその時その時がライブというか、かけがえのないエピソードが次から次へと起こって、その都度親はどう反応するか、試されているとおもいます。

 

なんだか、いまはそのひとつひとつに全力で向き合いたくて、その醍醐味がたまらなくてやめられません。

 

もう少ししたら、手も離れてくるだろうし、なにかやりたいことをいまから準備しておいたらいいだろうなと頭で考えるものの。

 

この調子だとある日友達の方が大事になって、親はぷいっとおいていかれるんだろうな、と思ったり、それもいいかと思ったり。

 

子育てっておもしろいですね。

 

必要なくなったらすっと引けるようにしておきつつも、もう少し大きくなるまではここぞという場面で全力でおつきあいできるようにしておきたい、いまはそれがわたしにとって喜びなんだなと感じています。