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読書をしながら、子育てしながら、お仕事しながら、人間の内面についていろいろ考えたりする毎日

学力よりもっと大事な「生きる力」

マイコー雑記さんで最近アップされている非認知能力の話題をおもしろく読んでいます。

 

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例えば、学力や知能など、はかりやすい、目にみえる能力が認知能力だとします。(話をおおざっぱに省略&自分なりに解釈しています。詳しくはマイコー雑記さんの記事をご覧ください)しかし、こどもが成長する上で、伸ばすべき能力はそれだけじゃないんじゃないか、ということで、それ以外の能力、つまり非認知能力が注目されているのだそうです。

 

たとえばやりぬく力、自己肯定感、自制心、コミュニケーション能力、創造性、レジリエンスなどなど。

 

確かにこどもの成長を間近で見ていると、認知能力というのは氷山の上の目にみえる部分で、氷山は実は水面下の方が大きいように、目に見えないところに土台となる「生きる力」があってこそ、その上で認知能力が伸びるのではないか、と感じます。

 

非認知能力の定義はあまたあるようですし、諸説あるそうです。また、定義に入らない部分の非認知能力が大事なのかもしれませんし、そのへんはいろいろな考え方があるようだし、それでいいとおもいます。むしろはかれない、ことばにし難いことこそ非認知能力ともいえるとおもうのです。

 

認知能力は、誰にでもわかる能力だとすると、非認知能力はとらえがたい、目利きにしかわからない、でも大事な能力、という感じでしょうか。

 

やっぱりわたしも人間なので、つい気になるんですよね。目にみえる結果というものが。例えば学校の成績、スポーツの成果、賞状をもらうことなどなど。でも、そういうものには表れない、根っこの部分の大切なこと、というものに、いつも思いを馳せる親でありたいなとおもいます。

 

ここからはわたしが子育てしながら感じていることの話になるので、アカデミックな非認知能力についての研究からは少し離れます。

 

うまく説明できないながら、わたしが子どもに対して伸ばしてあげたいな、と感じていたことは「非認知能力」ということなのかな?と思うのです。

 

わたしなりに大事にしていることは、まず自己肯定感や自己効力感。できる、という思いがないと人間はなかなか前に進めません。勉強なり夢に向かってする努力なり、したくなった時にできる状態を作ってあげたいです。

 

また、悲しいことに暴力というものは弱いものからさらに弱いものへのと連鎖するものですが、自己肯定感をしっかりと育てることは、暴力の被害に遭うことからある程度身を守ってくれるとおもいます。自分が踏みつけにされそうになったとき「そんなのへんだよ」と思い、行動できる原動力は自己肯定感ではないかと考えています。

 

ひとりでやりぬく力を徐々につけていくこと。自立にもつながります。ただやみくもに放任するのではなく、ハードルの高さを親が調整してあげて、力が次第についていくようにしてあげるといいとおもいます。時に失敗するのもいい経験ですが、気力を失うようなてひどい失敗はなるべく少なくなるようサポートする方が、やる気がでるとおもいます。 

 

また、進んで行く方向を決めるのは本人ですから、できるだけ親がさせたいことでなく、本人がやりたいことをさせるようにこころがけてます。これは、へたに親が干渉するよりも、やりぬく力をつけやすい選択でもあります。

 

あとは、創造性。AIにはできない芸当ですし、実際創造すると楽しいのでその楽しさを伝えたいです。創造することで、他との差別化というか、他の個性にはできないことをする、つまり自分にしかできないことをすることで自分の価値を高めることもできます。自分にしかできないことが、社会から求められたなら、一つの椅子を他人と取り合うようなことをしなくてすみます。

 

また、いまの学校で軽視されている楽しさ、柔軟性、創造性、好奇心、といったものは、たしかにそれがあればテストの点があがるものではないですが、人が学ぶためにとても重要です。                                                                      

新しいことを知るのっておもしろいな、頭を動かすのって気持ちいいな、という思いを小さい頃抱くことができたら、その人は好きな時に学ぶだろうし、学ぶタイミングや場所や方法に囚われる必要もないでしょう。

                             

こうした力をつけることが、学力を云々する前に必要、と考えています。

 

わたし自身、特に素晴らしい学歴の持ち主でもないのに、20代の頃は運と時流の波にのって大きい仕事を任されて生き生きと働いていたという経験の持ち主なので、それを思うとやっぱり認知能力の前に非認知能力ってすごく納得がいきます。

 

また自分としては、子どもに対して「自由で創造的で喜びに満ちた生き方を一緒にしようよ」という気持ちです。すぐに結果は出なくても、最終的にはその方が幸せな人生につながるとわたしはおもってますし。

 

生きるっておもしろいじゃないですか。それは傷つかない生き方でも、苦労しない生き方でもないけれど。

 

だから、役にたつからというだけでこういうことを子どもに身につけさせたいというのともちょっと違うかもしれません。

 

それでも、なかなか評価されにくいこうした価値観に光をあてることはとても大事だとおもいました。

 

自己肯定感を育てる、ということばでわたしがいいたいのはこんなことです。

milkaddict.hatenablog.com

他にも以前に書いた、自分が子育てで大事にしていることについての記事をリンクしておきます。 

milkaddict.hatenablog.com

 

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