こどもとスポーツ、そして部活
部活、特に体育会系の部活にアレルギーというか、ほとんど恐怖感があります。
よい指導者に恵まれ、楽しく活動しているところもたくさんあるとはおもいます。わたし自身が運動が苦手のまま育ってきたので、特にいい例というのを知らないのは事実です。
あえていえば吹奏楽部に入っていたことはありますが、その時はやはりぎちぎちの上下関係、先輩から後輩に与えられる罰、いじめぎりぎりの理不尽さ、みたいなものがひたすら苦痛でした。
とにかく、限度を超えた上下関係、逃げられない息苦しさ、みたいなものが「体育会」に凝縮されている気がして恐ろしく、いまままでの人生でなるべく近づかないようにして生きてきました。実際に、部活での体罰やいじめが報道されることもあるのであながち根拠のない思い込みでもないのかなと考えています。
最近こどもがスポーツを始めたので、ただただ避けているわけにもいかないかもしれないと、いろいろ情報収集しています。
もしかしたら、最近はもっと自由で風通しのいい活動になっているかもしれないという淡い期待を持ちながら。
できるだけ先入観なく見ていけたらいいとおもうのですが。
いまのところ「うわ!」と思うような旧態依然の話も聞くし、今の時代はこうなんだ!と感動するような話もあります。どちらも併存しているようです。
先日見かけたスポーツの監督さん(多分)は、とても感じがよかったです。わたしは通りすがりでそのチームのことを何も知らないのですが、その時は試合の後公園で選手に振り返りの話をしていたようです。
選手たちは地面に座っていて、他の大人たちは立って話をしていたのですが、その監督さんらしき人はさりげなく地面に座り、こどもたちに目線を合わせて話をしていました。内容まで聞こえませんでしたが、時折笑顔も交え、ユーモアをもって話をしているようでした。その後、選手たちがなにか注意されているのが聞こえたのですが、その時もただ大声で怒鳴るのではなく、よく考えられた落ち着いたトーンで、しかしきっぱりと選手に注意しているようでした。
こんな素敵な指導者のいるチームでスポーツできたら、こどもたちうれしいだろうな、とおもいました。
本当に通りすがりなので一瞬の印象で書いていますが。
これからもこどもがスポーツをする環境がどうなっているのか、いろいろ見ていきたいとおもいます。
親の意識というのがとても大事なのではないかと考えています。
情報収集のために読んだ記事のリンクをいくつか貼っておきます。