ちょっとしたことで泣いてしまうー敏感な子の日常 その2
この記事に書いた出来事の後日談です。
上の子はこの日の翌日が学校の始業式でした。始業式が終わると楽しそうに友達とおしゃべりしながら帰ってきて、早速友達と遊ぶ約束をしてきました。
夜は、明日の学校が楽しみ!と話していました。
そこで「そう、楽しみなんだ、よかったね。昨日はちょっと学校始まるの心配だった?」と聞いてみました。するとやっぱり心配だった、との答え。
なにか新しいことがある時、その前に不安になる、というのがこの子のパターンです。当日をクリアしてしまえば、やっぱり楽しかった!になる、というのもパターンです。これは8年かけた調査の結果判明しました。
この日は支度をしながら、あれがない、これがない、と心配になり、泣いてしまったので「泣いていないでやることをやりなさい」といったら、本当にそうだとおもったらしく、夜寝る時に「こんなに心配性でこれからどうしよう」といってきました。
「そうじゃなくて、いろいろなことを深く感じる性質なんだよ」と話しました。
不安も普通の人がこのくらい少し感じていることを、こーんなに何倍も大きく感じるし、きれいだな、という気持ちも、楽しいな、という気持ちも、おもしろいな、という気持ちも人よりたくさん感じているだけなんだよ。悪いことばかりじゃないよ。とってもいいことだよ、芸術家や人を助ける仕事に向いているかもねと話しました。
ついでに下の子にも、あなたもそうだとおもうよ、と話しました。
ちょうど下の子から、「泥棒入ってこないよね? 鍵かけた?」といつもの質問をされたところだったので。
2人とも「ふーん、そうかあ、そうなんだ。」と納得し、下の子は「うん、
楽しいこともたくさん感じるよ!きょうなんて世界一楽しかったもん!」と喜んでいました。