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読書をしながら、子育てしながら、お仕事しながら、人間の内面についていろいろ考えたりする毎日

「子どもが巣立つということ―この時代の難しさのなかで」

図書館でなにげなく手にとった本。

 

巣立ちってどの親にとっても大きなテーマですよね。

 

こどもが巣立つってどういうことなんだろう?どんな巣立ちのかたちがこどもにとって、親にとっていいのだろう?

 

いままでなんとなく巣立ちというのはこどもが1人で自活して仕事して暮らしていけることっていうイメージでしたが、現代では巣立ちってもっと複雑でとらえにくいもののようです。

 

そして、巣立ちに失敗したこどもの例がいくつか出てくるようになり、あれ?とおもって著者の略歴をみると、この方は少年犯罪の加害少年から長年聞き取りをされてきた方なのでした。

 

確かに悲惨な少年犯罪の報道をみると、本当に辛いきもちになりますが、子育てしている親にとって知りたいのは加害少年たちがどうしてそんなことをしてしまったか、ということではないでしょうか。

 

自分のこどもが被害者になるのも嫌ですが、加害者になるのも嫌です。

 

本を最後まで読んでも巣立ちということをはっきり定義はできませんが、こどもがうまく巣立てないのはどんな状況の時なのか、ということを具体的な事例とともに読んだことは、子育てにおいて自分の中でなにが一番大事なのか、という軸を今一度しっかりさせてくれたとおもいます。

 

子どもが巣立つということ―この時代の難しさのなかで

子どもが巣立つということ―この時代の難しさのなかで