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読書をしながら、子育てしながら、お仕事しながら、人間の内面についていろいろ考えたりする毎日

自由に生き生きと

わたしがいままでなんとなく、こういう風に生きていると気持ちいいな、と考えてきたことがいくつかあります。

特になにか得するためではなく、自由で風通しのいい生き方をするためのコツのようなものですが、その生き方の姿勢って子育てする時にもなにかと使える気がするので紹介してみたいとおもいます。

例えば、過干渉しない、親の都合で振り回すのではなく「手を出さない」でこどもがなにかに興味を持ってなにかを始めるのを「待つ」など、きっと子どもにとってその方がいいだろうとおもいながら、なかなかできない、ということってあるとおもうのです。

それが、普段から心の奧の、自由で風通しのいい場所を拠点にして生きる、ということをしていると、わりと楽にできる気がします。

わかりやすくいうと、それはクリエイティブに生きることではないかとおもいます。

このことはわりと現代生活で見落とされがちです。創造する、ということをなにか自分とは関係のないこと、と思っている人が多いのではないでしょうか。

クリエイティブに生きる。そこには軽やかさ、自由さ、リラックスした気軽な感じ、失敗を恐れず喜びに満ちて挑戦し続けること、手を動かすこと、時に無駄をすること、自分の中の恐れと向き合いそれを解き放つこと、決めつけないこと、自分に正直になること、自分の奥とよくつながること、などなどいろいろな要素が含まれてきます。


そんなことについて、少しずつ書いてみたいと思います。いろいろな方向から書いてみますが、それぞれはゆるやかにつながっていて同じひとつのことをいおうとしています。心の奧の、自由で風通しのいい場所を拠点にして生きる、ということです。そしてそれは創造しながら生きる、ということでもあります。

その前に、高原の林の中で風が葉っぱを揺らす心地よい音を聞いているつもりになってみてください。小川のせせらぎの音もよいですね。

その音は一瞬一瞬移り変わっていきます。

次にどんな音が出てくるかわかりません。ただ、心地よくてその音に集中し聞くことに身を任せます。

過去の失敗のことも考えていないし、この先どうしようと不安にとらわれてもいない。

ただ喜びを感じている。


風は、小川は、何か特別なことをしているつもりはないでしょうが、その瞬間瞬間新しい音を創造しています。

わたしたちも、そんな風に素朴に、でも自由で美しい音を奏でながら生きられたら素敵だと思いませんか? 瞬間瞬間創造しながら生きるのです。そして、それは誰にでも可能なことなのです。

そんなイメージを浮かべながら読みすすめていただけたらと思います。

「自由に生き生きと」はじまります

創造性ということについて時々考えます。

 

ことばにしずらい部分ではあるのですが、日々なにか手を動かしてごちゃごちゃいじること、下手でもいいからなにか作ることに抵抗がない状態にいる、ということが、子育てや人生で、行き詰まったときにクリエイティブな方法で切り抜けることにつながるんじゃないか、と考えています。

 

ただ単に、創造的に毎日を過ごすこと、あれも、これも、拡充学習の種じゃない?と発見したり試したりしながら生きることって、すごく楽しいのでたくさんの人に知ってほしいな、ともおもいます。

 

最近つらつらと創造することについて考えていて、過去に「自由に生き生きと」というタイトルで書いていたシリーズ記事のことを思い出したので、ブログで紹介します。年末に紹介しきれなかった分です。

 

次から始まります。

「サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法」

うっかり更新の間が空いてしまいましたが、わが家はみな元気です。

いろいろとイベントが続いておりましたが、少し一段落しました。

 

さてサッカーを始めたうちのこどもたちですが、特に上の子はサッカーがおもしろいらしく、練習日以外も公園にボールを持って行って遊ぶ姿が!

 

自分が運動に激しく苦手意識があるので、この光景にはちょっと感動しています。

 

一体いまこの子の中でなにがおもしろいんだろう? なにか伸ばしたいことがあるのかな? と思いながら興味深く眺めています。

 

そんなときに出会ったのがこちらの本です。

サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法 (edu book)

サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法 (edu book)

 

 

11の魔法の中身を紹介すると...

 

魔法 1 肯定する

魔法 2 上達する

魔法 3 楽しませる

魔法 4 気づかせる

魔法 5 考えさせる

魔法 6 進化する

魔法 7 夢を持たせる

魔法 8 余裕を持たせる

魔法 9 自立させる

魔法 10   和をつくる

魔法 11   問いかける

 

わたしの中でサッカー指導というものに昔の部活動のようなネガティブイメージが刷り込まれていたのですが、こんなに開かれた21世紀型の考えでサッカーを教えている方がいらっしゃるということが新鮮な驚きでとてもうれしかったです。

 

コーチがああしろこうしろと指図する指導ではなく、こどもが自分のアイディアと感性で次に必要なことを判断してプレイする、そしてコーチはうまくいったときほめる、そういうかたちを目指しているそうです。スペインで見たサッカークラブの子たちは小さくてもそういうプレイをしていたのだそうです。

 

2章で紹介されているのは、あるコーチのエピソード。「勝ち負けではなく、とにかくみんなで楽しもう」と決めたとたん以前より勝てるようになったそうです。やっぱり子供が楽しくて、喜んでサッカーをしている方が体力もつき、頭も使うし、サッカーもうまくなるのだそうです。

 

この楽しくやる、ということばはすごく深いとおもうんですよね。こどもが楽しくて集中しているとき、ただテレビを見てたのしい、というような浅い楽しみをさすのではなく、全身を使って没入する、身体の能力を120%使う、頭も120%使う、というようなことが起こって、そういうときにサッカーだけでなく目に見えない能力もふくめていろいろなことが伸びている、とわたしも考えます。

 

夢を持たせる、のところではこんなエピソードが紹介されています。小学6年で、中学になったらもっと高いレベルでやりたいといって、電話帳をめくって入りたいクラブを調べてきた子がいたそうです。行く予定の中学のサッカー部は期待したレベルではなかったようなのですね。自分で行きたいサッカークラブを探して申し込んできたそうです。

 

小学生の間に自分で夢を持って、具体的な目標を掲げられる。そういう子に育ててほしいのです。

 

まさに! うちもそういう子に育ってほしいと考えています。やりたいことのために具体的に動けるって素敵ですね。

 

他にも、異年齢でサッカーをさせることの良い点について書いてある章はインクルーシブ教育を思わせます。問いかけて考えさせることの大切さも強調されています。

 

エリザベス・クレアリーのスターペアレンティングの考え方を応用してこの指導法を編み出したそうですが、サッカーしている子の親にも、他のスポーツしている子の親にも、すべての親が参考になる本です。

 

エリザベス・クレアリーの「親と子の感情ブック」はうちにあってとてもいい本なので、エリザベス・クレアリーの紹介も含めてこんど記事にしたいと考えています。

 

 

こどもが悩みを打ち明けやすくするために

先日敏感なお子さんを育てている友人から相談を受けて、自分が知った情報をいろいろお伝えする機会がありました。

 

それをきっかけに、こどもが悩みを打ち明けやすいようにする、なんでも親にお話ししやすいようにするためのコツ、というのを以前幼稚園の先生に教えていただいたのを思い出したので、こちらでシェアしたいとおもいます。

 

うちの上の子はいま学校であったいやなこと、ひっかかることを寝る前にたくさんお話してくれるのですが、以前はそうでもなかったです。

 

こどもが日頃感じていること、いいことも悪いこともためこまず親に話して欲しいものですよね。溜め込むとストレスになるかもしれないし。

 

いやだなあと思ったときにいやだと感じてもいいんだよ、とか、それを家族にお話して吐き出せるとだいぶすっきりするんだよ、ということをこどもに身につけてもらうには、やはり日頃から親がそういうネガティブな気持ちを適切に表現する、そして誰かに聞いてもらうと気分がよくなる、ということを見せてあげるといいそうです。

 

例えば嫌なことをいわれて落ち込んだ、というようなちょっとした悩み、ちょっとしたアクシデントや困ったできごとをこどもに打ち明けて聞いてもらうのです。(もちろんこどもに聞かせるべきでない内容や深刻すぎる悩みは除きます。)

 

例「聞いて!きょう電車に乗ろうとしたらなにかの事故で遅れていて、約束の時間に間に合うかどうかはらはらしちゃったの。」

「きょうはこんなこととあんなこととたくさんお仕事があってつかれちゃったわ。はー。」

 

そのときどんな気持ちだったか、約束に間に合わないかと不安になった、とても困った、などのネガティブな気持ちをお話します。

 

ひとしきり聞いてもらったら「聞いてくれてありがとう。お話したらすっきりしていい気分になったよ」と声をかけます。実際にそのとき明るい表情になっているとおもうのでそれも伝わるとおもいます。

 

もちろんきょうのよかったことを「聞いて聞いて!」とこどもにお話するのも楽しくてよいとおもいますが、特にネガティブなことは人にいっちゃいけないと思い込んでいる子もいるので、親が率先してお話することで、そういうことをいってもいいんだ、いうのが普通なんだな、と間接的に意識付けするといいですよ、というお話でした。

 

あとは、聞いてもらうとすっきりしていい気分になるんだな、ということもなんとなく知っておいて欲しいポイントですね。

 

日頃からこんなふうに家族で悩みを打ち明け合うことを習慣にして、聞いてもらったらありがとう、というのが普通のことにしておくと、こどももいろいろお話する習慣ができるみたいです。

 

パートナーとお互いそうした話しをしているところを見せてあげるのもいいかもしれません。

 

こどもがこんないやなことがあったんだ、とお話してくれたら、忙しくても手を止めてよく聞いてあげてすっきりさせてあげるのも大切ですね。アドバイスもしたくなりますが、それはまた別の機会にするといいと思います。特にまだ軌道にのっていないうちは、しっかり聞いて安心させてあげたいですね。

 

教えてくれてありがとう、お話してくれてうれしかったわ、と一声かけるのもいいですね。タイミングにもよりますが、特別なおやつを一口とか、寒い時期ならホットミルクやホットココアなどでいい気分を演出するのもいいかもしれません。

 

お話を聴きあうことに慣れ、お互いに信頼関係ができてきて、お話したことに対して親はあれこれ指図しない、自分に任せてくれると思ってもらえるようになったら、困ったことをお話してくれた後にあれこれ作戦会議をするのもありだとおもいます。あくまでアイディアを出すだけで、どうしたらいいか決めるのはこどもということをはっきりさせておくといいとおもいます。

 

悩むことも悪くない

上の子はいろいろ気になるタイプで、最近は夜寝る前にひとしきり心にひっかかってることを話すのが日課です。

 

学校でこんなことがあった、ともだちにこんなこといわれていやだった、などなど。

 

大体において吐き出せばすっきりするらしく、翌朝は元気に出て行くし、ケンカしていたはずの友達と仲良くなっていたりすることもしばしばです。

 

昨日もいろいろ話しを聞いていて「こういうときどうしたらいいとおもう?」と聞かれたのですが、わたしもあまりいい考えが浮かびません。

 

ただ、それぞれの子の気持ちをおもいやってみんながいい気分になる解決策はないか?と心を砕いているわが子を見ていたので、こんなふうに話してみました。

 

どうしたらいいかはママにはわからないけど、◯◯がそうやっていろいろどうしたらいいかなって考えるのはとってもいいことだとおもうよ。

 

国語とか算数とかのお勉強をするのも、将来やりたい仕事をするために大事。でも本当にその仕事について働きはじめたら、そういうお勉強よりもっと必要になることがある。

 

それはいろいろな人がいるところで、みんなが力を合わせて楽しくお仕事を進めていくためにはどうしたらいいか知恵を絞ること。

 

◯◯がいま、困ったなあどうしたらいいだろうって考えることは、きっと大人になってから役にたつからね。

 

いいたいことがうまく伝わったかはわからないけど、そうやって考えることはいいこと、役にたつこと、と前向きに捉えることは伝わったようで、うん、と弾んだ声で返事がかえってきました。

かえるの卵

こどものおともだちに生き物大好きな子がいるのですが、その子に「池にかえるの卵いっぱいだよ!ここだよ!」と教えてもらいました。

 

指差して教えてくれたところを見てみるけど、見慣れないとすぐはわからないですね。

 

しばらくじーっと目をこらすとだんだん見えてきました。

 

透明なチューブのようなもの。

 

ところどころふくらんで中に黒っぽいつぶつぶが見えるところは「あれがおたまじゃくしの素でこれからでてくる!」だそうです。

 

「あのへんは卵からでてきたのだよ。」

 

そういわれてみれば黒っぽいつぶつぶがたくさんいます。あれがこれからおたまじゃくしになるのね。

 

その子のうちでは卵を持って帰って水槽にいれておいたら、たくさんおたまじゃくしがかえったので、卵からつぶつぶが出るところやそのつぶつぶがだんだんおたまじゃくしになるところが間近で見られたのだそうです。(こうなってこうなってと説明してもらったのですがわたしがよく理解できてなくてうまく文章にできません。)

 

うちでたくさんのカエルを育てたいかといわれると微妙ですが、わたしは小さい頃あまりこういう遊びしていなかったので、いろいろ教えてもらって「へー!」と感心するのはおもしろかったです。

 

以前かたつむりの赤ちゃんを見つけて葉っぱにのせて持って帰って少し家においておいたことはあるのですが、かたつむりやなめくじは病気を持っている可能性もあるので気をつけた方がいいらしいですね。

 

下の子の幼稚園では毎年アゲハの幼虫を庭で探して虫かごに入れておいてくれます。さなぎになって蝶になったら放してあげるのですがみんな結構興味を持って見ています。

 

身近な自然、生き物の観察も拡充学習の種としておもしろいですね。

 

敏感さと内向性

なんだか日々ばたばたと過ぎていき、なかなか記事を更新できないでいます。

 

敏感な子に適切なケアをしてあげた場合、どんな大人になっていくんだろう。どんなふうに輝くことができるのだろう?と考えていました。

 

適切なケアがないと、発達障害の場合のように二次障害的なことが心配されます。

 

でも適切な対応があれば、敏感さはなくならないけど、困ったかたちではでないだろうし、目立たなくなるとおもいます。

 

マイコー雑記のマイコさんに教えていただいてスーザン・ケインのサイトや本を読んでいるところです。

 

このTEDのスピーチが有名ですね。

 


スーザン・ケイン 「内向的な人が秘めている力」

 

スーザン・ケインは、現代が外交的な人をもてはやす時代になっているとして、内向的な人の持っている力に着目し、その力を評価し、外交的な人と内向的な人がお互いに認め合い、助け合う新しい時代を作ろうということを訴えています。

 

また、内向的な人が繊細さや共感の力を使ってリーダーシップをとるとうまくいくケースについても紹介しています。

 

敏感な人も、こうしたスタイルならリーダーシップをとることができるとイメージがわきました。

 

とても興味深い主張だし、共感できます。

 

本はまだ読んでいる途中なのでまた感想をこちらで紹介したいです。

 

内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力

内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力