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読書をしながら、子育てしながら、お仕事しながら、人間の内面についていろいろ考えたりする毎日

親がこどもにできること

なんと、わが家の上の子が先日生まれて初めて「かけっこ、早くなりたい…」とつぶやいたので、いま家族総出で特訓中です。

 

この子はおっとりとしていて、競争意識は薄く、いままで運動会で悔しいとかいったことはないような子です。まさかこんな日が来るとはおもいませんでした。

 

 とりあえず順位ではなく、自分のタイムを縮めることを目標にやっています。

 

なにかのテレビで早く走るためには正しいフォームが大事、といっていたので、やたらと走りこむ、というよりは正しいフォームを身につけることをやっています。

 

うまくいくのかどうか、まだ全然わかりません。本人もまだ半信半疑でやっているみたいです。しかし、いままでの様子から考えれば、これだけ一生懸命練習をやっているというだけですごいことです。

 

やっていて思ったのは、こどもがやりたいといったことに対して親が一生懸命見てくれる、エネルギーを使ってくれているという実感が、こどもにとってすごく力になっているんだなということです。

 

いつもいつもこどもに手をかける、というより、こどもが「こうしたい」「こうなりたい」と思ったポイントを見逃さずに、全力で応援してくれる。

 

言い方を変えると、親がしたいことをさせるのではなく、こども発の「やりたい!」に敏感に反応して、それをバックアップする、といえばいいでしょうか。

 

そういうことをこどもは求めているんだなあと。そしてそういう時にがんばる気持ちやエネルギーがわいてくるんだなあと。

 

結果が出るかでないかはともかく、こどもの中で「そういえばあの時なんか家族みんなで走る練習したなあ」となんとなく思い出に残ってくれればそれで充分なのかもしれません。ここぞという時は全力で応援してくれる親の思い出ってそれだけでなにかの時に力になりそうです。