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読書をしながら、子育てしながら、人間の内面についていろいろ考えたりする毎日

こどもの中の七色の未来を尊重する社会へ

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こどものいじめや学級崩壊のメカニズムについても、的確な分析をされている、増田修治さんが座間の事件の加害者、被害者双方の背景にある「孤独感」についてコメント出しているのを見つけました。

 

孤独の正体は「自分は意味のない存在だ」という「不全感」だと考えます。彼らは「そのままでOK」と認められたことがありません。「学校に行けるといいのに」「勉強すればいいのに」と「もっとこうすれば」を突き付けられ、クリアできない自分を「ダメな人間」と感じる。それが不全感につながり孤立してしまう。

 

ありのままの姿を見てもらえず、認めてもらえず、自分がここにいてもいいとおもえないこどもはたくさんいます。

 

たくさんのこども(大人も)それぞれに個性や特徴があり、学校の勉強が向いている子もいればそうでない子もいる。

 

親が「勉強していい大学にっていいエリートになる」という道筋しか頭に描けない、思考や精神の貧しさを持っていると、そこにあてはまらないこどもはただの不良品扱いです。

 

不全感の形成は、小学生から始まっています。ある小学5年生の男の子は、母親の財布からお金を盗み仲間にジュースなどをおごることで、グループのリーダーになりました。他者をコントロールすることで得られる「全能感」を求めたのです。これは、強い不全感の裏返しだといえます。

 

ありのままの自分を認めてもらえないことは想像を絶する辛さです。それをなんとかしようと必死になった結果、こうした事件を起こしてしまうのでしょう。

 

しかも、問題を起こさないいい子も目立たないだけで心に闇を抱えていると増田さんはいいます。

 

「おとなしくていい子」と言われる子たちも、不全感を抱きがちです。学校では「中間層」。「いい子でいて」と普通を求められながら、「もっとできないの?」と普通を否定される。しかも、成績上位者や問題のある子はかまってもらえるのに、放置されやすい。この「中間層」の孤独を大人は注視すべきでしょう。

 

 おとなしくていい子の中には過剰適応の子も含まれるでしょう。

 

それは決して、ありのままの自分を好きでいて、毎日幸せに生きるということではないのです。

 

現代に生きる人々が、さまざまな多様な生き方の素晴らしさに気づけるようになりますように。そしてこどもそれぞれの個性を発見し、それを素晴らしいと気づき、その価値を本人に伝えられるような社会になっていきますように。