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読書をしながら、子育てしながら、お仕事しながら、人間の内面についていろいろ考えたりする毎日

いい幼稚園ってどんな幼稚園?

下の子が無事に幼稚園を卒業しました。

 

いまはここの幼稚園に通わせてよかった、という思いです。

 

この幼稚園は、声高に〇〇式とかうたうところではなくて、一見ごく普通の幼稚園、という感じです。一学年2クラスで中規模、親の係は少なめで、その代わり保育は任せてくださいという方針。派手な謝恩会もありません。運動会や発表会も親を喜ばせるための派手な演出は控えめで、保育を重視するのであまり期待しないようにとあらかじめいわれています。

 

入園後に他のママと話していて「ここはほどほどでいいとおもった」といっていたので、確かに、と思ったのを覚えています。

 

実はこの園については入園前に否定的なコメントを聞いていたのであまり乗り気ではありませんでした。でもここに入れたいとおもったのは、説明会での園長のお話しがよかったからです。

 

こどもたちに、自分で考えて自分で動ける力をつけてあげたい。それこそが生きる力だから。手取り足取りやってあげる方が簡単だけど、わたしたちはそうしたくない。

 

という話でした。

 

そして、卒園式で園長の話を聞いたら、やはりそのことを話していました。

 

先日年長さんたちに「みんなのこと信じているよ。」「きっとできるとおもうから、自分たちでどうしたらいいか考えてやってみてくれる?」とお話ししたら、こちらの予想以上にしっかりと考えて行動してくれて、感動しました。みなさんのお子さんたちは、しっかりと生きる力を身につけていますよ、どうかみなさんも時々言葉にだして「信じているよ」と伝えてみてください。とお話しされていました。

 

3年前と全くブレていないんです。それって簡単なようでなかなかできないことだと思います。いろいろいわないけど信念を持って運営されている園なのだなとおもいました。

 

施設に通うこどもたちも受け入れていて、難しい側面を見せる子たちにも愛情を持って接してくれていると思います。

 

園長ともお話しする機会があったのですが、下の子が年少の時の発表会で、恥ずかしくなって固まって棒立ちになっていたこと、よくおぼえてらして、立派に成長しましたね、とお話ししてくれました。聞けば、年少の時の発表会では、出番待ちの下の子と一緒に舞台裏にいたのだそうです。

 

園長だけでなく担任以外のすべての先生が、よく声をかけたり遊んだり、よく見てくださっていました。

 

そういうことって、なにか華々しくアピールできることではないけれど、小さい子を預ける側にとってはとっても重要なことなんですよね。

 

自分の決断としても、他人の意見に流されずに自分の目と耳で得た情報をもとに判断してこの園に入れてよかったなと、いま思えます。