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読書をしながら、子育てしながら、お仕事しながら、人間の内面についていろいろ考えたりする毎日

「時計つくりのジョニー」

 

時計つくりのジョニー

時計つくりのジョニー

 

 

ジョニーはものづくりが大好きな男の子。お父さんやお母さんには「またばかなことして」「うるさい」といわれているけど、へこたれません。「時計の作り方」というお気に入りの本を何百回めかに眺めていてふとひらめきます「ぼくも大時計を作ろう!」いつものように両親にはできっこないといわれ、学校の先生にも「あなたのようなおちびさんには無理」とばかにされ、そのせいで学校の友達からもからかわれ...。

 

でもスザンナという女の子だけは、ジョニーはものづくりが上手、手先が器用、と認め、応援してくれます。

 

部品が足りない、どこにも売ってない、というピンチの時に鍜治屋のジョーさんに相談すると、ジョーさんは親切に歯車やおもりを譲ってくれ、ない部品は作ってくれます。

 

とうとう振り子で動く大時計を完成させるジョニー。お父さんやお母さんもびっくりしながら認めてくれ、お披露目のお茶会を開いてくれました。

 

ジョーさんはジョニー、スザンナと3人で時計作りの会社をやろうといってくれます。

 

ざっとこんなあらすじのお話しです。

 

 

両親のジョニーへの無理解ぶりはあきれるほどですが、こどもの好きなこと、興味のあることがまったくの無駄、ゴミとしか思えず、応援できないという人はいまでもたくさんいることでしょう。

 

また、きらりと光るこどもの才能ややる気を無残に圧し潰す教師もたくさんいるでしょう。

 

だけど、好きなことにかける情熱はそうした障害を超え、ジョニーが自分を理解してくれる人たちと結びつくことを助けてくれます。

 

現代のたくさんのこどもたちがこのお話しを読んで、いくらわかってもらえなくても自分の好きなことや夢に打ち込んでいいんだ、と思ったり、他の人の夢も応援してあげよう、と思ったりしてくれるといいなとおもいます。

 

いつまでも古くならない名作です。