不快な悪口をいわれた時どうするか
上の子が、「学校でいやなことをいってくる子がいたらどうすればいい?」と相談してくるので、この本を参考にしながら、一緒に作戦を練っています。きょうはうまくいった?だめだった?じゃあ別の作戦で!などと毎日会議をしています。
ささいな悪口くらいで試行錯誤しながら練習しておくことがいい気がします。「失敗しても仕方ない」と思える心の余裕につながるので。
「ばか、あほ」といわれたら。
▶︎ 知りたがりやになる作戦。質問してみる。
「え?どうしてばかだとおもうの?説明してくれない?全然わからない。なんでだろう?」
ささいなことでいちいち絡んでくる。
▶︎ 侮辱のことばをほめことばに変える作戦。
「なんかさ、1日に何度も話しかけてくるけど、もしかして◯◯のことが好きなの?だって嫌いなら話しかけないよね?人気者は辛いなあ。」
相手が音をあげて「おまえめんどくさいな」といわれたら
▶︎ 相手に賛成する
「そうなの、やっとわかってくれたんだ!めんどくさいでしょう。あまり近づかない方がいいかもね!」
具体的に言い返すことばを考えるのもいいけど、なにかいわれてあせったときに一呼吸おいて、「この子は相手を攻撃して自分が強いと感じたいだけなんだ。だからこの子のいってることは本当の事じゃない。気にすることはない。」と自分に言い聞かせて、相手をいじめっ子の皮をかぶってるおびえたこどもとしてイメージするだけでもよいかもしれませんね。そうイメージしながら黙って相手を見るとか。
攻撃的なことばに反応して怖がったり怒ったり、感情的になったり、という相手の予想する反応をとらず、落ち着いているだけでも、相手は「あれ?」と思ってどうしたらいいかわからなくなるかもしれません。
敏感タイプらしく、傷つきやすくはかなげな空気をまとっていたわが子が、最近めきめきと自信をつけてきて、スポーツ始めたりしてアクティブなイメージに転換してきたことに素直に感心していたのですが、それはそれで、そういうのが目障りだとおもう子たちになにかとひがまれたり文句をつけられたりしているようです。
年齢的にもそういう体験をたくさんして、お互いに学んでいく時期でしょうしね。
成長したらしたで新たな風景が広がり、新たな試練がやってくる。その都度その都度知恵を働かせて乗り切っていくお手伝いができればと思っています。