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読書をしながら、子育てしながら、お仕事しながら、人間の内面についていろいろ考えたりする毎日

夢中になれる仕事をするということ

ふと目にした「はいからさんが通る」や「あさきゆめみし」といった作品で有名な漫画家、大和和紀さんのインタビュー記事がとてもよかったです。

 

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なんと大和和紀さんは、漫画を描き続けて50年を超えるのだそうです。なかなかできることではありませんよね。

 

まず、20代は「はいからさんが通る」を連載していて、仕事一色の生活だったそう。でも漫画を描くことが大好きだったからやらされている感覚はなかった。そしてあまりに忙しくて考えるひまもなかった。

 

好きなことを夢中でやれていたから忙しいけれど不満はなかったと思います。

だから、まずは自分が好きなもの、夢中になれるものを見つけることが大切かもしれません。これが、私からの1つ目のアドバイスです。

 

まずは自分が好きなもの、夢中になれるものを見つけることが大切、ということばが説得力を持って響いてきます。

 

次に、私たちが覚えておくべきことは、人生は基本的につらいものなんだということ。人生が幸福な砂糖菓子のようなものだと夢見るのはちょっとどうかな……? 人生は、つらくて、苦しい。まずそう標準設定をしてみましょう。漫画や物語の主人公をご覧なさい。みんな不幸です。それを跳ね返していくから、主人公は素敵なのですよ。

 

「禍福はあざなえる縄のごとし」といいますが、人生は苦難なしには語れないものです。もし、苦難がまったくない人生があるとしたら、その人は幸せを心から実感できるでしょうか。

 

また、なにもかもが自分の思い通りにいくという前提では、がっかりの連続の人生になってしまうでしょう。

 

ですから、人生は必ずしも苦難だけのものでもないけれど、一旦標準設定として「人生はつらくて苦しい」という覚悟で生きることは生きるコツとしてとても大事なことだとおもいます。

 

また、思いもかけないことが起きるのが人生ですが、自分が夢中になれることで人の役に立てる、経済的に自立できる、と考えると夢中になれる仕事をみつけて働く、ということは自分でコントロールできる要素が強いですから、結果的に幸せな人生につなげるために本当に大切なことですね。