おもいっきりぶつかることの大切さ
虹色教室の奈緒美さん、マイコー雑記のマイコさん、遊びのアトリエのレオさんやワーキングマザーさんたちと、子育てのいろいろについてお話する会に時々参加させていただいています。
先日話題になった、「こどもがおもいっきりぶつかる体験」についてのお話がとても興味深かったので自分なりに受け取った内容をメモ代わりに書いてみます。
こどもは、時に誰かに思いっきりぶつかりたくなる時があるんだ、ということ。それはケンカをふっかけたり、駄々をこねたりというかたちであらわれる。
こどもの中のもやもやしたものが、ぶつかってみたらなんだかはっきりしてくることもある。がんばりすぎ、不安といったものが、ぶつかって吐き出すことですっきりすることもある。
こどもがぶつかりたい、と思った時に、ぶつかっていいよ、と胸を貸してくれる大人が必要。ある意味大人が悪者になる覚悟がいる。少なくともこどもと本気でケンカする自分を受け入れないとできない。
こどもに対してなんでも「いいよいいよ」、という態度でいることは一見いい人に見えるけれど、それではその人がどんな価値観で生きているかこどもにはさっぱりわからない。それよりも、意見が合わないところがあっても、それをはっきりいってくれる相手の方が、どんな人なのかわかってこどもはほっとする。
ぶつかることで関係が揺らぐことがない、と保証されないと、こどもも安心してぶつかれない。
大人がこどもとケンカすることを恥ずかしいと思って避けたり、よい親、よい人になろうとしすぎて、裏でコントロールしながら表面的にはものわかりのよい親を演じたりすると、こどもは反抗したくても反抗できず、そのいらいらがやる気のない態度とか、へんにつっかかる態度として屈折して現れる。
社会的にも、もっと「大人とこどもが本気でぶつかりあう経験も時に大切だ」という共通理解が広がるとよいのかもしれない。
こどもが思い切りぶつかってネガティブな感情を表現してすっきりする体験をたくさんすると、こどものメタな視点が育って自分を俯瞰してみて、励ましたりすることができるようになっていく。
などなど。
こちらの記事の内容を糸口に話が広がっていきました。