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読書をしながら、子育てしながら、お仕事しながら、人間の内面についていろいろ考えたりする毎日

はじめての家出

上の子がはじめて「家出」しました。

 

といってもまだ8歳、かわいいプチ家出で危ないことにはならずよかったです。

 

このところ、どうでもいいうそをついたり、ぐずぐずすることが多かったのですが、敏感な子なので、クラス替え、担任替えがある4月は毎年こんなもんかと思っていたのです。

 

ただ、それだけじゃないんだ、8歳から9歳の成長ってすごいんだ、と思わされました。

 

最近学童に迎えに行くと、ボール遊びで盛り上がっていて、もっと遊びたいから帰りたくないようです。その日も迎えにいったらもっと遊びたいからまだ帰りたくないといいました。

 

ただ、宿題をきちんとできない日が続いていたので、朝わたしが出勤するまでにその日の朝に提出する分が終わっていなかったら、その日は早めに帰宅して次の宿題をするよ、という約束にしてありました。

 

なので、その日も朝ちゃんと宿題終わらせてなかったから早く帰ることになっていたのです。

 

もっと遊びたいというこどもに、約束だから帰るよ、というと、「えーだって朝宿題やったもん」といいはります。「やってなかったじゃん」というと「ママに見せてないけどやった」とかわけのわからないことを、しかもしつこくいってくるので、珍しいことですが、他の親子や学童の職員の前で結構きつく叱りました。

 

上の子は帰り道泣きながら、ひとりで先に帰って行って、わたしと下の子が家についてみると上の子がいません。

 

「あれ?」ってなって、下の子に「どこにいったんだろうねえ?」と聞くと、「いつも遊びにいくお店にいるに決まってるよ」といいました。近所の仲良くしている八百屋さんです。学校の行き帰りに必ず通るし、こどものおもちゃや絵本をおいて遊びコーナーも作っているし、わたしがそこで読み聞かせしたりしているので、よくしてくれています。

 

そこで下の子に頼んで迎えに行ってもらいました。

 

帰ってくると上の子は「こんどママが怒ったらまた家出してやるから!」と捨て台詞。

 

ここで初めて発覚したのですが、どうも本人は家出したつもりだった模様。

 

なんだ、そういうつもりなのだったらもう少し家出させといてやればよかった、と後で思いましたが。

 

たぶんどらえもんでのびたくんが家出する話を見ていたので、それの影響もあるのかな。

 

最近わざと悪いとわかっていることをやるなと思っていました。すぐばれるうそついたり。怒られたいの?って感じです。

 

でも、今回の事件を振り返るに「怒られたい」のですね。そして親から自立したいのですね。

 

そういう気持ちが芽生えつつある、ということだな、と解釈しました。

 

初家出おめでとう、といいたい気分です。

 

それにしても、適切に怒るというのは奥が深いですね。今回もきわどいところでうまくいったとは思いますが、あと一歩でまずい事態になるところだった気もします。

 

怒ればいい、怒らなければいい、という単純な問題ではないので難しいです。これからも修行は続きそうです。